養生ブログ by食医の卵

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フードインク

あけましておめでとうございます。
時間があれば借りてみてください。

監督:ロバート・ケナー

2013年11月に観ました。今まで紹介した映画の中では一番重いかなぁと思います。→→“ホームページ”

この映画もキング・コーンのようにスーパーから食べ物のルーツを辿っています。ただ、異なるのは食べ物ではなく食品業界にスポットを当てているという所でしょうか?
だから「キング・コーン」や「いのちの食べ方」に出てきたような内容も登場します。

また、『ファストフードが世界を食いつくす』の著者エリック・シュローサー氏が直接出てきて話してくれますし、『ヘルシーな加工食品はかなりヤバい』の著者マイケル・ポーラン氏も登場します。

これらのことから、これまでの復習として観るのもイイと思います♪



<監督のメッセージ>

・個人の消費が企業を変える!


<感想等>

これはNo.89とおなじですね。

私たち消費者は単にモノを買っている(消費している)だけではありません。購買という行為を通して自分たちが必要なモノを企業に伝えています。

企業はビジネスをしている訳ですから、顧客が望むものを提供しようとします。だから皆がオーガニックを買えばそのようなものを売る(作る・作らせる)ようになるでしょう。ファストフードならば買わなくても済みますが、食糧品は買わないわけにはいかない方が多いと思います。これからは、企業に手紙を書いているつもりで買いましょうね(^.^)
そして我々が求めれば食品表示だって変わっていくでしょう。このように少しずつではあるが世の中を変えていくことができるということを監督らは伝えたかったのだと思います。


日本はここまで酷くはないと思います。しかし、生産者と消費者の距離が隔てられているのはあまり変わりません。学ぶことは多いですね。


内容に少々触れます。

21分頃…アメリカ人は年間90キロの肉を食べる。
現在の日本人の米消費量より多いですね!!

30分頃…O-157訴訟の話が出てきます。他でもO-157は食品工業システムによって生まれたという話が出てきます。

38分頃…1ドルメニューの話。国の助成金によってダブルチーズバーガーは99セント、ブロッコリーは1.29ドルという映像が流れます。最後にもチップスより人参が儲かるようにしなければ!!という話がありました。

食べ物の設計は人類の進化に関わるという話はとても印象に残りました。

67分頃…作物の種の特許の話が出てきます。日本でもF1(雑種第一代)の問題が農業にあります。これは生命に大きく関わる問題だと感じています。


You can change the world with every BITE!!

この合言葉気に入りました♪









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キング・コーン

監督・製作 アーロン・ウルフ


2009年7月に上映開始された映画です。→→”キング・コーン”
“No.45”に書いた、「トウモロコシ民族」の話がここに繋がります。

大学を卒業した2人(イアンとカート)が「自分たちが普段何気なく口に運んでいる食べ物についてもっと知っておきたい」と思い、アイオワで1エーカー(4047㎡)の土地を借りてコーンを育てます。この1年間を綴った映画です。

彼らの動機の1つにはこんなものがありました。

「アメリカ史上初めて、寿命が親よりも短くなる危機が迫っている。…食事が原因で…」

似たセリフが、『未来の食卓』にもありましたね。


「あなたの体も“とうもろこし”で出来ている?!」

これはホームページに表示されている言葉です。
映画開始直後に毛髪検査の場面が出てきます。髪の毛は食べたものを記憶しているという訳です。こうして検査結果からコーンが出てきたことにより、コーンの探求が始まります。

コーンと聞いて思い浮かべるのは、日本だと夏が旬で焼きとうもろこしなどにして食べると美味しいものだと思います。こちらはスイートコーンです。

一方、この映画の主役のコーンは、「イエローデント」という品種です。
途中で味見(tasting )の場面が出てきます。見た目は同じですが、まずいようです。もともとは家畜飼料用、そして今は加工して甘味料にするためにも作られています。

映画では、32%が輸出されるか燃料になり、5%弱が甘味料(コーンシロップ)、50%以上が飼料となっていました。


膨大な栽培であるが、食用ではない。加工しなければ食べられない。自給自足できない農業。

この辺りに私はとても違和感を感じました。農耕が始まったのは餓えを凌ぐため、生きていくためですから自給自足できないのでは意味がない。農業という形はしているものの、「土の上の工業」と言えばいいのか、そんな気がしました。

お金一番って感じですね…。


他にはこのような場面がありました。

牛について:草を食べて進化してきたのに今では大量に穀物を食べている。これが原因となって胃酸分泌が増え酸毒症が発生する。これによりアメリカの抗生物質の7割が家畜用。また、牛10万頭を飼育することによってでる廃棄物の量は170万人の都市と同等だとか!!100g中の飽和脂肪の量は、穀物牛が9gで牧草牛は1.3g

コーンシロップ:1980年頃から激増した。ちなみに特許は日本人だそうですよ(^.^)


最後に、

このような農業システムにした立役者はアールバッツ氏らしいです。それまでは制限する方に補助金を出し価格の水準を保っていたようです。それを一変した。日本の減反制政策と重なって見えました。

コーンについてだけではなく、農業の変遷について知れるという点が優れていると思いました。


<キーワード>
コーン コーンシロップ 自給自足





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『未来の食卓』

監督:ジャン=ポール・ジョー


映画の話が続きます。

2009年7月に上映開始された映画です。→→ホームページ

南フランスのバルジャック村で、すべての学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックの食材に切り替えた。その過程を克明に追ったドキュメンタリー映画です。

学校給食の可能性を示してくれたという意味でとても素晴らしいものだと思います。


このようなことが起こった背景には、農薬や化学肥料による食物汚染・環境汚染があるようです。映画の中でもしばし議論されている場面が登場します。

フランスといえばワインが有名ですね。イタリアと合わせると世界の40%のワインシェアを占めていると言われています。ただイタリアとの違いは自給率でしょうか。フランスは自給率が100%を超えています。→→世界の自給率
フランスは農業国なのですね。

そしてもう一つ、フランスは食育にとても力を入れている国です。→→フランスの食育政策

フランス美食術は既にユネスコの無形文化遺産として登録されていることからも食に対する関心が高い国だと言えるでしょう。

日本も現在、日本食文化の無形文化遺産登録を目指していますね。平成24年3月にユネスコへ登録の提案を行い、平成25年12月に可否が決定される予定です。

食育基本法が2005年に成立し、様々な所で「食育、食育」と叫ばれています。個人的には玉石混淆(ぎょくせきこんこう)だと思っています。全体としてフランスの方が先を進んでいると感じています。良い所はどんどん見習っていきたいですね!!


___________________________


<映画の内容について>

オーガニック食材はそうでないものに比べ高価ですよね。村民に対して村長はこう言いました。

「子どもには良質の食べ物を与える。お金の問題じゃない。相談相手は自分の良心だ」。

カッコイイですね!「給食は誰のためのものか」という本来の主旨がブレていない発言だと感じました。お金(経済・効率)一番では大切なものを見失ってしまうと思います。


映画が始まって直ぐにこのようなセリフが登場しました。

「今の世代の子どもたちは親より健康的に劣っている」

まさに“食生活と身体の退化”だと思いました。→→No.34


・食品添加物が多数出てくるので知っていると理解を促してくれます。知らなくても問題はありません。

・フランスの農薬は殺虫剤が90%、リンゴでは27種類使用。
 ⇒『奇跡のリンゴ』にもあるとおり、リンゴは沢山殺虫剤を使用するようです。

・「ハチが消えたら4年後に人類は滅亡する」Byアルバート・アインシュタイン
 ⇒こんな言葉を残していたとは知りませんでした!!










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GAIA SYMPHONY

今回は映画の話です。

GAIA SYMPHONY(地球交響曲)とは、イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に基づき、龍村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズです。

1992年に第一番が公開され、現在第八番が上映に向けて準備されています。大変なロングランですね。映画のメッセージが時代に即しているという裏付けだと思います。


私がこの映画を知ったのは、No.51を読んだからでした。佐藤初女さんはGAIA SYMPHONY 第二番に登場しています。

本を読み、著者の考え方に共感したので、観てみたいと思い調べたら、最新の第七番にAndrew Weil氏が登場していることを知りました。

もう気付いた方もいますね。NO.51がこのタイミングで紹介されたのはワイル氏とGAIAを繋げるためでした(^.^)


第七番は今年の7月に観ました。6月には第四番を観ました。残念ながら未だ第二番は観ることができていません。
いつか観てみたいと思っています。今回はこれら二つの内容を少々取り上げます。



まずは、第四番からです。

出演者はジェームズ・ラブロック氏、ジェリー・ロペス氏(サーファー)、ジェーン・グドール氏(チンパンジー研究家)、名嘉睦稔(版画家)でした。

皆さん、出身も専門も全く異なるのですが、生命の神秘・魂・自分の使命・見えない力など、異なる表現を用いながら同じことを伝えたいように感じました。

サーフィンというものの見方が変わりました!

グドール氏の言葉の中に響いたものがありました。

「生命に対する好奇心の片側には生命に対する尊さが必要です」


現代医学はこの両輪であるべきバランスが欠けているような気がしています。

ワクチン・遺伝子検査・再生医療、ちょっと危惧しています。



続いて第七番です。

出演者は、Andrew Weil(アンドルー・ワイル)氏(統合医療医学博士)、高野孝子氏(環境教育活動家)、グレッグ・レモン氏(ツールド・フランス覇者)でした。


この映画を観ると、グレッグ氏は本当に日本のことが好きなんだということがよく分かります。この日は龍村仁監督の話も聞けて、そこでも自転車に関する沢山のエピソードが聞けました。

高野氏は「Native Science (昔の叡智は未来の科学)」という言葉を示して下さっています。
また、書き留められなかったのですが、 「科学はそれがなくてもいいという人が扱うのと、それがなければ困るという人が扱うのでは、大きく異なる」というような話をしていました。

とても共感しました。人間は発展した科学や文明に伴って成長していないので使いこなせていなことが多い気がします。例えるなら、幼稚園児が拳銃で遊んでいるような感じでしょうか??
人格の成長、哲学的成長、霊的成長が必要な気がします。


ワイル氏の話は本と重なる部分がありました。
「敵対する相手を受け入れる所から始まる」というセリフにはCAMの立場から医療を俯瞰してきた歩みを感じました。


他、第七番には合間に神事の映像が流れます。

神木を切る前に、酒・米・塩で清めること。これら3つは日本人にとって縁深いものなのだと感じました。栄養学だけでは決して理解できませんね。


最後に、龍村仁監督から頂いた言葉を記します。


「人は分かち合おうとすると表情が良くなる」



これからも地球(GAIA)の声に耳を傾けていきたいと思います(*^_^*)







『いのちの食べかた(our daily bread)』

監督: ニコラウス・ゲイハルター


2009年に大学院の「医療倫理学」という授業でこの映画を知りました。
→→→“ホームページ”
この映画は、我々が普段なにげなく口にしている食べものが、実際にはどこで生まれ、どのようにして育てられ、どんなふうに作られているのかということをありのままに取材・撮影したドキュメンタリーです。

「これは料理のレシピではない。食材のレシピである」

という映画の紹介をした映像の言葉がとても上手い表現だと思いました。

私たちがスーパーで買う食材にしろ、外食するときのメニューにしろ、これらを誰かが殺してここに届いているということは、わかっているのだけどあまり深く考えない(もしかしたら目を背けている)部分だと思います。
しかし、実際の私たちの食生活は、このような作業をして下さっている方々と多くの動植物の犠牲の上に成り立っていることは、紛れも無い事実です。

栄養と食糧が生命と離れてはいけないと常々考えております。関心のある方は是非ご覧になって下さい。




<感想>

あくまで一個人の感想だと思って下さい。補足もしておきます。

映画の構成では、鶏・豚・牛・魚・野菜と全体を撮っているのですが、どうしても家畜の印象が強く残ってしまいました。それは私にとって(私以外の方も多いと思います)最も馴染みが無いからだと思います。
一番最後に映された牛の解体が一番辛かったですね。革を剥ぐシーンが特に。。。


牛の種付けのシーンでは、精子を採取する所が見られます。「横取り採取法」と呼ばれているそうです。そしてこの精子の活力を調べ、人工授精用を選ぶそうです。

家畜以外ではいくつか何をしているのかわかりにくい場面もあります。

・花に飛行機が近づいて何かを撒いているシーン
 ⇒花はひまわりで種を収穫するための作業です。自然のまま成熟したものを収穫すると効率・収率が悪いので枯凋剤(こちょうざい:ベトナムで問題となった枯葉剤とは別物)を撒いている。

・木を揺さぶったり叩いているシーン
 ⇒アーモンドを落とす作業です。一見乱暴に見えますが、アーモンドは種なので果肉の中にあるため問題ないそうです。

・地下にエレベーターで降りていくシーン
 ⇒岩塩を集めています。



映画は従業員にもスポットを当てています。淡々と家畜を処理していく姿には、生命を扱っているという印象は見受けられませんでした。悲しいことですが、でもそういうメンタリティにならないと自分の心が壊れてしまうような気もします。
私自身がこのような作業をすることになったら、初日は相当ショックで肉なんて食べられないと思います。でもそのうち作業に対して何にも感情が動かなくなり、1年も経てば作業後でも肉を食べられるようになっているのではないでしょうか?

大規模化というのは効率優先、お金優先で家畜や農作物に対する愛情が感じられないなぁと思いました。日本の個人農家などとはちょっと違う気がします。しかしTPPによって日本もこの路線になっていく可能性もあるのだと思います。

遺伝子組み換え作物も含めると、自然に生まれ育ったものを食べるということが、実はとても難しくなっているのではないかと考え込んでしまいました・・・。









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