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『食のクオリア』

No.110
著者:茂木健一郎


2013年6月に読みました。
著者はメディアにもしばし登場する方ですね。脳科学が専門でいらっしゃいます。

この本は24のエッセイ集という形で構成されております。ちょっと変わった観点から食というものを眺めておりますので、きっと心に響くエッセイが見つかると思いますよ(#^.^#)

エッセイ集なので、『著者の主張』欄はなしとしますね。




<感想等>

私は読み進めていくうちに、食というものの格調が上がっていくような感覚に浸りました。


・食は探究活動。
・食べ物の歴史は人間の生の歴史。
・盛り付けはコミュニケーションの一形態。
・味覚は要素の組み合わせによって新しい次元が生み出されてしまう世界。
・料理は言葉に似た方向に進化してきた。
・言葉も食も普遍性と一回性を兼ね備えている。


いかがでしょう?単に食べるということをこのように眺めるとそんな気がしてきませんか?


次は知識編です(笑)

P87 寿司のもっとも古い形態である、魚を発酵させて保存する「なれずし」は、東南アジア起源であるとされている。…江戸前のにぎり寿司を考案したのは、両国の華屋与兵衛だったと言われている。

鮨の話は、『塩の道』でも出てきましたね。
「江戸前のにぎり」の歴史は浅く、圧倒的に「押し寿司」だったようです。押し寿司に生の魚は使われないようですね。「華屋与兵衛」という名前は聞いた、ではなく“見た”ことあると思います。現在、スカイラーク系列の和食レストランに同名がありますね。


P90 サンドウィッチはサンドウィッチ伯爵によって発明された。…英国圏では、「ハンバーガー」もホットドッグのような、いわゆる「サブマリン」型のものもサンドウィッチと呼ばれる。

サンドウィッチに興味がなかったので初めて知りました(笑)


P119 ヨーロッパ人は、大航海時代のアステカ帝国(現在のメキシコ)でカカオ豆に出会った。…スペインのコルテスは、皇帝が一日に何杯もの「チョコラトル」を飲んでいるのを目撃したが、あまりにも苦くてヨーロッパ人の好みに合わなかった。砂糖を加え、飲みやすくしたのはスペイン人たちの工夫である。・・・「板チョコ」がイギリスで発明されたのが1847年。それにミルクを加えた「ミルク・チョコレート」がスイスで発明されたのが1876年だった。

今となってはチョコ=甘いですが、本来は「チョコ=苦い」なんですよね。ミルク・チョコレートは甘味+脂だから広まったのかなぁと思いました。


色々な視点から食を見ることができ、勉強になりました。





<キーワード>
クオリア 言葉 美味しさ

<関連文献>
『美食倶楽部』(ちくま文庫) 『チョコレートの真実』(英治出版) 『塩の道』






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