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『オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質 』

No.117
著者 シャスティン・ウヴネース・モベリ
訳者 瀬尾 智子 谷垣 暁美

2013年10月に読みました。
本の表紙に赤ちゃんが母乳を飲んでいる絵が書かれていますように、「オキシトシンは出産や育児に関わるホルモン」と私は習いました。

しかし、この本を読むとそれ以上に様々なことに関わっていることが分かりました。
副題にあるとおり、【安らぎの物質】なのです。


今回はこのオキシトシンから、人の身体と安らぎについて考えていきたいと思います。


<著者の主張>


1.我々の身体には、〈闘争か逃走か〉のシステムと〈安らぎと結びつき〉のシステムが備わっている。

2.現代社会は〈闘争か逃走か〉のシステムに偏りやすい。

3.積極的に〈安らぎと結びつき〉のシステムを活用しよう!



<補足・感想等>


1.の〈闘争か逃走か〉のシステムと〈安らぎと結びつき〉のシステムというのはこれまでに別の形で何度か紹介しています。
自律神経の交感神経と副交感神経ですね。

この本にも自律神経に絡んだ話は出てきます。私にとっては、このような対比を別の角度から観ることができるようになったことが大きな学びでした。

というのも、オキシトシンが授乳に絡んでいることもあり、自律神経系(緊張かリラックスか)には無い作用も持っているからです。

その代表が、性行動や人間関係です。自律神経系よりも他者との関わりの影響を受けるシステムと言えると思います。


性行動に関してもう少し述べると、日本人の場合、離婚は4年目が最も多いようです。

これは脳科学的に述べると、恋によるドーパミンやβエンドルフィン分泌が3年ほどで終わるからだと言われています。これらは快楽系のホルモンなので、長期的に分泌し続けるのは危険だからだと説明されています。

そして、これによって冷めてしまったように感じ、新たな刺激や新鮮さを求め浮気に走ると・・・。
ここでドーパミンの刺激・快楽を楽しむ恋愛からオキシトシンの安らぎ・癒しを楽しむ恋愛に上手くシフトできるといいという話をTVで観たことがあります。

論文ベースでもあります。→→「Being Human: Love: Neuroscience reveals all」

2.は共感できるかと思います。現代は【癒し】が求められていると感じます。


3.については、セラピストの方々へ朗報です♪

マッサージを例にすると ①揉みほぐしによる血流改善、②副交感神経活性化によるリラックス効果などの説明が従来されてきましたが、ここへ新たに③オキシトシンによる精神安定効果が加わることになるのです!!

皆さんはタッピングタッチというのを御存知でしょうか?

私は震災のケア活動としてこの存在を知りました→→「タッピングタッチ協会」

誰にでも簡単にできて効果があるということがとても印象に残っていましたのでご紹介させていただきました。

このようなことがオキシトシンによって説明できるのですね。

本文では、似たような手技のケア方法として、「タクティール・マッサージ」が紹介されておりました。

タクティール・ケア】…筋肉やツボを刺激するような他のマッサージとは異なり、主に皮膚へタッチすることで効果を生む。



肌が触れ合うことは赤ちゃんだけでなく、大人になっても大切なんだなぁと実感しました♪



<キーワード>
結びつき マッサージ 性行動

<関連文献>
『愛撫・人の心に触れる力』(NHK出版) 『スウェーデン生まれの究極の癒やし術 タクティールケア入門』(日経BP企画) 『心と体の疲れをとるタッピングタッチ 』(青春出版社)










役に立ちましたらお願いします。




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