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『人間は何を食べてきたか―「食」のルーツ5万キロの旅』

No.122
著者 NHK取材班


2014年1月2日に読みました。
この本は1985年5月に出版されました。NHK教育テレビスペシャル『人間は何を食べてきたか』が好評だったことから、この番組の取材記をまとめたということです。
NHK教育テレビスペシャルの方は、人間が有史以来今まで「何をどのように食べてきたか」を世界各地の風土と食生活の中に探り、食べものがいかに民族の精神を形成し、文明の質を規定してきたかを、興味深く、新鮮な角度から明らかにしようとするものだったといいます
今回取り上げる本には、5つの村と5つの食べものが登場します。そして、この本(TV)には続きがあります。本は3冊、DVDは6巻です。


大変勉強になりました。そして改めて、その土地での食事の独自性を感じました。
また栄養学にある「バランス論」について、本当にこれでいいのかということを教えてくれます。
何故なら、どの村も、“バランスよく”というよりは“ばっかり食べ”だからです。


順に学んだことを書いていきます。


I アンデスの贈りもの・ジャガイモ

・アンデスは、ジャガイモ・トウガラシ・カボチャ・ピーマン・豆類・トマトの原産地。もしかしたらトウモロコシも。

・赤、黒、肌色と色・形様々なジャガイモがアンデスには数千種類あると言われている。
 凶作を防ぐ意味もある。
・トウモロコシも赤、黄、紫、黒、白と何種類もある。

・ラドリージョ(トウモロコシの菓子)貴重な卵・バターを使う。

・竃の燃料は乾燥させた家畜の糞

・インディオの主食は“パパワイコ”と呼ばれる蒸したジャガイモ。
 パパワイコには“チューニョ”という凍結乾燥ジャガイモを使う。

・アンデスは「垂直統御」(標高差を利用した農業)をしている。千~二千はサツマイモ・トウガラシ、二千~三千はトウモロコシや豆類のタルウイ、三千~はジャガイモと他のイモ類(オユコ、オカ)。
 

・インカ→スペイン→ヨーロッパ→ジャワ→日本・・・ジャガイモの伝播にはいつも戦争と飢えがあった。

・アンデスの大地には農耕の神【パチャママ】が宿っている。

・高山病の症状緩和としてコカの葉が使われている。



Ⅱ 遊牧民の遺産・乳製品
  舞台はヨルダンの砂漠の民ベドウィンです。

・ダンゴ状のチーズ“ジャミード”10年はもつという。岩塩を入れてあるので大変しょっぱい。

・(イスラム教が禁酒の為か?)コーヒーをたくさん飲む。

・中華鍋を裏返したような“サージパン”と呼ばれる鉄板でパンを焼く
 燃料は家畜の乾燥させた糞

・羊の乳を自然発酵させてチーズを作る。乳酸菌にとって最適温度の環境の為、発酵剤やレンネットはいらない。

・“マンサフ”というおもてなし肉料理がある。皿の真ん中に羊の頭を乗せる。

・ラクダの乳では乳製品を作らない。脂肪分や蛋白質が少ないため。 (→ヒトの乳で作るのも同様に難しいのでは???)


___________________________________

長いので2回に分けます。



ここでの共通項として、植物が十分育たない地域には家畜がいる。糞→燃料、肉・乳→食糧となる。
日本は植物が十分育つのでこのような家畜文化は育たなかったと考えることができるのではないでしょうか。






<キーワード>
風土 環境 伝統 文化

<関連文献>
『ジャガイモ―その人とのかかわり』(古今書院) 『ミルク博士の本』(地球社) 『栽培植物と農耕の起源』(岩波書店)


              今回の内容は1~2巻までとなります。



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