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養生ブログ by食医の卵

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『化学的食養長寿論』

No.74
著者 石塚左玄

この本は明治19年に書かれ、1975年に復刻版として出版されました。
著者は、裏の栄養学を学んでいくと必ず名前を知ることになる人です(笑)
→→“Wikipedia 石塚左玄”

知っておくと役立つことは、
栄養学が確立される前から食事を重んじていた人
ということと、
初めて「食育」という言葉を用いた人
(P276 躰育智育才育は即ち食育なり
ということだと思います。

 毎度、学校で習った・習っていないという話を出して恐縮ですが、栄養学の創始者として、佐伯矩という名前は聞いたのに、石塚左玄という名前は聞きませんでしたね。だから同様に、マクロビオティックも桜沢如一も聞きませんでした。しかし、患者さんなどの中には自分で調べたりして、良く知っている方がいるんですよね。このような方のニーズに応えられるようにするためにも、裏の栄養学を含めた歴史をしっかり教育すべきだと思っています。

<著者の主張>

1.人類は穀食(粒食)動物である。

2.カリウム(加里鹽[カリエン])とナトリウム(那篤倫[ナトロン])のバランスを保つべし。

3.その土地の食べものを良く食べよ。



<解説・感想等>

これまで紹介してきたいくつかの本にもありました「歯の並び・種類等」について、石塚氏も述べております。
・肉食動物は上下の歯が相接し、下顎の横斜運動がない。
・草食動物は上下の歯が相合し、下顎が横斜運動する。
人間は草食動物と同じ動きであり、臼歯に対応する食べ物は穀物である。

1.で穀食に加え粒食としているのが大変いい思いました♪


2.がこの本のメインだと思います。何度も繰り返されておりました。バランスといっても、どちらかというとカリウムを重んじているような印象を受けました。これは、カリウムが野菜・果物などに多いのに対し、ナトリウムが動物性食品に多く、明治以降の肉食奨励に対するアンチテーゼという意味もあったのかもしれません。


3.は文章を引用します。
“・・・則ち南人は南人の如く北人は北人の如く人各其方土気候に適腑当する飲食物を常食し居れは決してコレラの如き恐る可き疾病に罹るの資因を身体に養成せすして常に却病保生の体質を有す可し故に風土異則民俗不同と云いて…”

粒食といい、とても立派な考え方をしていた方だったと思います。

最後に、もう1つ文章を引用します。

P288 “食能く(よく)人を生し食能く人を健にし食能く人を壽にす
これ以外にも、「食能く人を○○す」という文章があります。とても食を重要視していたことを感じますね。

食育という言葉がこれほど普及するとは本人も考えてもいなかったでしょう。逆に言えばそれだけ乱れた時代だということになります。本人が現代を見たら、喜ぶか悲しむか??当たり前が当たり前になるように私自身も尽力していきたいと思います<(_ _)>



<キーワード>
カリウム・ナトリウム 穀食 風土・方土 食育

<関連文献>
『食医石塚左玄の食べもの健康法―自然食養の原典『食物養生法』現代語訳』(農山漁村文化協会) 『無双原理・易―「マクロビオティック」の原点』( サンマーク出版) 『病いは食から―「食養」日常食と治療食』(農山漁村文化協会)







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