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『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』

No.134
著者 岡田尊司


2014年7月上旬に読みました。著者は精神科医で作家です。

内容は題名から察しが付くと思います。これは遠い問題ではありません。 “おわりに”で著者が指摘しているように、現代社会に根付いている大きな問題です。読めば多かれ少なかれ「自分にも当てはまるかも!」と思うことでしょう。

非常に共感できた本でした(*^_^*)


<著者の主張>

1.子どもが愛着を求めるための行動としては、支配的コントロール、従属的コントロール、操作的コントロールがある。

2.成人の愛着スタイルを大別すると、安定型、回避型、不安型、恐れ・回避型に分類できる。

3.安全基地となる存在を見つけよう(になってあげよう)。



<補足&感想>

この本によると幼少期の愛着傾向を愛着パターン、成人するころまでに確立されたものを愛着スタイルと呼ぶそうです。
「愛着」という言葉で最も有名なのは、ボウルビィの愛着理論だと思います。これは3.の安全基地にも絡んできます。

「安全基地」とは子どもが発達していくために必要な「存在」なのです。未知の体験をして成長していくためには様々な行動をしていくことになります。そうすると必ず、傷ついたり失敗したりします。このときそれを癒す場所のなるのが安全基地です。
安全基地が確立されていないということは傷を癒す場所がないということですから、傷つくのを怖れるということは想像できますね。こうなるとその子どもは成長する機会を失っていくことになるのです。

子どもが愛着を求めるのは本能です。この欲求が満たされたいと1.の行動を起こすことになります。順にイメージすると、

「やだやだ、構ってくれないとやだ!」 「いい子にしてるでしょ。だから構ってよ!」 「構ってくれないと、何するかわからないけど、いいの?」

こんな感じでしょうか。


確立された愛着スタイルの方はもっと厄介です。1.のような行動をしても結局満たされることなく成長してしまったわけですから。

回避型:「また傷つくくらいなら、独りの方が気軽さ」
不安型:「私を独りにしないでぇ~」
恐れ・回避型:「どうしよう、独りも恐いよぉ、でも傷つくのも恐いよぉ…」

懲りずにこちらも作ってみました(笑)


3.が解決方法の1つです。他にも書いてありますので是非読んで下さい。
P49 カップルのどちらかが不安定型愛着を抱える確立は50%以上!さらに3人の人がいて、そのうち1人でも不安定型愛着を抱えている可能性は7割にも達する!! 
   (社会問題だと感じていただけたでしょうか?)


断乳を強制的にしていた栄養行政の歴史を重ね合わせると、いかに子どもにとって残酷だったかと感じます。→→断乳のNOを入れる。
それがない現在でも、社会復帰のために子どもを預けなくてはいけない現実があります。→→オキシトシンのNOを入れる。

経済最優先の社会を転換することが求められていると思います。


<キーワード>
愛着 安全基地 養育者

<関連文献>
『シック・マザー 心を病んだ母親とその子どもたち』(筑摩選書) 『無縁社会』(文藝春秋) 『3つの真実』(サンマーク出版)






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