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『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』

No.78
著者 フランク・オスキー
訳:弓場 隆  解説:新谷 弘実

2010年の夏に読みました。この本は、No.19No.25と同じプレミア健康選書という改訂版シリーズです。このため原作があります。改定前のものは、『牛乳には危険がいっぱい?』[2003年]という本になります。

解説にはNo.1の新谷氏が携わっています。私はだから手に取ってみたのですが、本質的なものは同じでした。なのでこの類の本を読んだ人には不要かなぁと思います。


<この本からの学び>

1.牛乳は子牛のための飲みものである。


<解説等>

著者の主張ではなく、この本からの学びという形にしました。
それは、アメリカと日本の違いや時代の変化などによって、この本に書かれていることを鵜呑みにするのもまた危険であると思ったからです。

順に内容を見ていきましょう。

哺乳動物によって乳汁の組成がかなり異なる。
  短期間にどれだけ体を大きくするかということによって蛋白質の含有量が違うと私は認識しております。たしかウシよりもウサギの乳の方が蛋白質含有量が多かったと記憶しています。ここから考えてもおわかりのように、母乳というものは、その種が適切な大きさ、適切な速度で成長するように、その組成が決まっております。著者は、「一般的にほとんどの哺乳動物は出生時体重の三倍になるまで母乳だけで成長する」と述べておりました。

人類の大多数は乳糖不耐である。
 これは島田先生の所でも紹介したような気がします。赤道近辺で誕生したヒトの祖先が徐々に遠くまで生活圏を伸ばし、本来の食性に適した食べものが十分に食べられない土地で生きていくために、乳幼児期以降もラクターゼの分泌を維持するように変異(適応)していった。
 これが本来の流れなんですから、乳糖を分解できないことに名前をつけるのではなく、乳糖を分解できる側に名前をつけるのが適切なのですが、ヨーロッパが先進国であったがゆえ、自分たちをメジャーとした。まぁ当時は自分たちがマイノリティとも思っていなかったと思いますがね。

牛乳は乳幼児の鉄欠乏性貧血、乳幼児問わず胃痙攣・下痢・さまざまな種類のアレルギー、そしてアテローム硬化と心臓発作の原因となっている。
 この辺りは論文合戦になるところです。このため慎重になった方がいいと思います。この本の巻末には引用した論文等が載っているのですが、引用が1982年以降のものはないので、現在の正しい情報とのズレがある可能性があります。
食事摂取基準2015にはカルシウムの過剰症として鉄の吸収障害が記載されています。牛乳という限定ではありません。

論文では報告の一致しない結果があります。しかし、生物学の原則は一致しています。それが、母乳はその種の子のためのものであり、離乳期を過ぎた哺乳類が再び飲むことはないということです。


大切な法則だと思っています。


<キーワード>
母乳 ホルモン 牛乳 カルシウム

<関連文献>
『牛乳はモー毒? (カン・ジン・カナメの健康教室1)』(株式会社美健ガイド社) 『乳がんと牛乳』 『黒い牛乳』(幻冬舎メディアコンサルティング)







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