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養生ブログ by食医の卵

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第61回日本栄養改善学会学術総会

平成26年8月20日~22日 パシフィコ横浜で行われました。
会長は神奈川県立保健福祉大の中村丁次氏でした。

大学院生以来、4年振りの学会参加。非常に勉強になりました!!
その中で、シャアしたいことを記します。


テーマ  <女性に関する栄養>

ライフステージ栄養学というものがあります。
ここで学生は、人生の時期別における課題と重要点を学びます。

これからの日本は高齢社会により、高齢者の栄養(特にサルコペニアをどうするか)が重要課題になってくるのですが、個人を考えた時に、いつの時期が大切かといったら、成長期になります。
また、女性は男性に比べてホルモンの影響を受け、また妊娠・出産があるのでより重要となります。
だからまとめると、子どもと女性の食事が大事になるわけです。
これにより、今回は子ども(~若年)の女性について書きます。


・早稲田大学総合研究機構 教授 福岡秀興氏

1.思春期女児の栄養が何よりも大切!

理由は、1)一生の食習慣を決定するから
       2)次世代の健康を決定するから
(70%は妊娠中で決まる)

聞いていて、鳥肌が立つくらい恐ろしい話だなぁと感じました。

福岡氏は病気は2段階で発症するという考えをしておられます。

まず、①「受精時、胎芽期、胎児期、乳児期」に低栄養状態に暴露されること。
上記4つのうち3つが出産前ですから、いかに重要視しているかがわかりますね。

続いて、②望ましくない生活環境での生活によって病気が引き起こされることになります。

この①は、遺伝子発現を調節するエピジェネティックスの変化である(成人病胎児期発症起源説【DOHaD】)ということが、最近明らかになってきたといいます。

これを聞いて、“No.34”にあった、 「未開人の中には、妊娠前の女性が【特別食】を食べる習慣を持つ民族が存在する」ということを思い出しました。改めて素晴らしいと感じましたね。



さらに恐ろしいことは、この素因が世代を超えて受け継がれていくということです!! 
DNAレベルだとこの素因を解消するまでに100年(3世代)かかると言っておりました。


さて、この負の連鎖が始まるきっかけを端的に一つ挙げるとすれば、思春期のダイエットとなります。

初潮は簡単にいうと「あなたは子どもを産むことができますよ」というサインです。
しかし、ダイエットをしていくと無月経になります。以前何処かで、初潮の因子として体重があり、40kgが目安だというのを聞いたことがあります。4kg程度で出てくる赤ちゃんもいますから、その程度必要なのでしょうね。

体重減少性無月経は「低エストロゲン状態」で、更年期症状と同じような状態だそうです。
また、10代で最大骨量(ピークボーンマス)となるため、この時期に骨密度を上げられず、一生骨密度が低く、骨粗鬆症のリスクを背負って生きていくことになる可能性があります。

大人になって挽回できないことが沢山あり、本当に恐ろしいことだなぁと感じました。。。
どう考えても、メタボのおじさんなんかより対策が必要です!!


現在、低体重児は毎年9.5%程で、ここ10年横ばいだと思われます。
スライド1

福岡氏が、「戦後よりも妊婦の栄養状態が悪い!!」とおっしゃっていたのが、グラフを調べてわかりました(-_-;)

なお、平均出生体重は10年間で男女児ともに200g減ったといいます。

どうなる日本、どうする栄養士??




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