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養生ブログ by食医の卵

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健康・医療フォーラム 参加

2011年2月12日 東京ミッドタウンホールAにて開催されました。主催は朝日新聞社でした。

新聞で見つけたのだと思います。参加を決めたのは、前々から一度話を聞いてみたいと思っていた、京都大学農学研究科教授の伏木亨先生が出演するからでした!

フォーラムに参加して学んだことを順に記したいと思います。

11時から17時近くまでのフォーラムでしたが、私は午後の分科会から参加しました。

○分科会第1部 第2会場 「患者を支える」~がん治療のお金の話などを教えます

①東北大学教授 濃沼信夫氏より

・医療費も高額療養費もどんどん増えている。一方、国民所得は減少している。
・がんの種類問わず、治療の自己負担額は年間平均120万円
・加入している保健によって給付額は異なる。自己負担額の50~60%が多い。
・直接費用(病院窓口で払うお金)と間接費用(CAM、健康食品、他)は1対1くらい。
・がん治療者の33.6%は健康食品やCAMの利用者をしているまたはしたことがある。
年間5000億円あれば、がん医療を無料化できる



②キャンサーソリューションズ社長 桜井なおみ氏より

・がんの罹患前後で約34%が退職か転職をしている。
・約7割の人が年収36%ほど減少した。
・56%の人が、がんによって生活が悪化したと回答している。
・治療方法を止めたり変えたりした人が8~9%
がんになっても「コケない」ようにすることが大切



③静岡県立がんセンター 医療ソーシャルワーカー 福地智巳氏より

・がん治療は「外来」が多い。一方、がん保険は入院を条件にしていることが多い。
・支える側は、「がんばってね」ではなく、「何か一緒にできることない?」と寄り添ってあげよう。




○分科会第2部 第1会場 「食べるを守る」~味わう楽しみを続けるには

①大阪大学歯学研究科准教授 舘村卓氏より

経口摂取が大事!!
・液体は腸管通過が速い。このため初めは下痢になる。後に廃用性筋萎縮が起こり、蠕動運動が減り下痢はおさまるが栄養吸収障害となる。同時に腸が短くなる。
・嗜好は「就学前」に完成する。
・安全に食べるには呼吸器の確保が必要。鼻呼吸が大事。
・足が地面に着くと上半身が自由になり体幹も安定する。軽くうなずく姿勢で食べる。ベットのリクライニングで起した姿勢で食べさせるのは良くない。顎も動きにくい。
・歯が無くなると舌が動かなくなり口の中が狭くなる。こうして食事が制限される。
・入れ歯を入れると唇の筋肉を鍛える(食べる訓練をする)ことができる。入れ歯は食べなくても入れておくべし!!
・男性のみ、70歳を超えるとのどぼとけが下がる(咽頭下垂)
・歯くそも糞も1g中に10の11乗の菌がいる。
・歯くそはネバネバしていてうがいでは取れない。舌に付着すると菌の出す酸により食事が酸っぱく感じられおいしくない。
・介護側は食前に舌を磨く。普段から舌を動かし唾液を出し、プラークを除くようにする。


②京都大学農学研究科教授 伏木亨氏より

・ヒトは動物として、「運動(無駄なエネルギー消費)はしたくない。美味しいモノ(高カロリーなモノ)は満腹でも食べたい」という本能を持つ。

・先進国で脂質の摂取率(エネルギー比)で30%を超えていないのは日本ぐらい。
 (アメリカ、スペイン、フランス、カナダ、イギリス、イタリア、スイスは45~43%、日本は29%、韓国23%、タイ19.4%) ※2000~2003年ベースのデータです。

・アメリカの塩分摂取は1日6g程度。日本は12~13g。ごはんには塩が必要。塩分を選ぶか、脂質を選ぶかという二律背反がある。

・脂肪、砂糖、だしは病みつきになる。

嗜好性は遺伝しないマウスでは「うま味」には差がないが天然のだしで差が認められている

・嗜好性には、味とにおいがあり、味は万国共通である一方で、においは食文化であるため、慣れる必要がある。
 (だしと同じうま味でも東南アジアの魚醤(ナンプラー)に抵抗がある日本人がいるのは、においに慣れていないから。)

だしの嗜好へ回帰せよ!


______________________________________

がん治療の医療費の話も参考になりましたが、やはり後半の話の方が面白かったです。
伏木先生目当てで参加したものの、舘村先生の話はとても面白く勉強になりました。

伏木先生の話は、研究~実践へ繋がっていて本当に素晴らしいです。
多くの方に(特に栄養士)に知ってほしいですね。

“健康な大人になってほしい”と願って、野菜嫌いを克服するため就学前の園児にマヨネーズ、フライ等油脂の力を借りて食べさせる。
  ↓
短期的には苦手な野菜を食べてくれて喜ぶ
  ↓
しかし、脂肪の嗜好性が確立され、肥満型の食生活をする
  ↓
予想どおり肥満になる(>_<)

当初の願いが叶わない悲しい結末ですね・・・。


伏木先生の本は、いずれ紹介します。


役に立ちましたらお願いします。

  
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