FC2ブログ

養生ブログ by食医の卵

元気に、健やかに、達者に生きることを応援します!!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『短命化が始まった -長寿村での「食意識」の変化- 』

No.93
著者 農文協文化部

2012年4月上旬に読みました。
昭和61年1月発行なので私は当時零歳です。作者もまさかそんな人が読むとは思ってもいなかったでしょう(笑)
舞台は棡原です。棡原について最初に知ったのは、『今の食生活では早死にする-アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート』だったと思います。『粗食のすすめ』でも登場しましたね。

当時、長寿村として知れ渡っていた棡原。その食生活ではなく、「食意識」の変化について探ったのがこの本です。
新たな学び以上に、いろいろと考えさせられる事の方が多かったというのが率直な思いです。




<印象に残った点>


1.基本食は【麦・雑穀・芋】



2.栄養教育の光と闇



3.強いられた自給から自覚された自給へ





<感想>


1.について、皆さんはどう思いましたか?基本食に【米】が入っていないことに気づきましたか?
 日本人の主食は米だ!!とか、日本と一番繋がり深いものは米(稲)だ!!とか思っていらっしゃった方、多いのではないでしょうか?私自身、そのように思い込んでいた部分がありました。

大学院時代、論文を書くために戦後の食事や栄養について調べたことがあります。その時、日本に最も馴染みのある芋はジャガイモではなくサトイモであるということを知りました。(それまでは、ジャガイモの方がこれまで食べる頻度も出会う機会も多かったため、なんとなく芋=ジャガイモという無意識の思い込みがありました。)
また、現在の国民健康栄養調査のようなものは戦後当初にもありました。そして、この時の報告書は今日とは異なり【都市部と農村部】というように分けて作成されております。
これらとこの本を読んで、日本においても地域ごとに食生活はかなり異なっていたのだということを再認識しました。
江戸患い、脚気の流行と共に日本の主食はどの地域も米になっていったかのように安易に考えていた自分が恥ずかしいです(;一_一)


2.は省略します<(_ _)>


3・これは現代の私たちも目を向けなければならない問題だと思います。この部分が私にとって非常に重かったです。本文にもありましたが、復古主義とは違い、今の時代に即した形での自給を考える必要があると思います。これらは当然、一部の地域に任せてよい問題ではありません。
現在はこの本が出版されたときよりも自給を再考し再生させるという観点から見ると大変だと思います。日本が20数年先送りしてきた問題の1つではないでしょうか?しかし、これ以上先送りすると本当に手遅れになるかもしれません。
食べ物を他人任せにし、他国の食糧に頼ることが結局は命の軽視に繋がり、結果として自分の身体にも無関心な人を増やした原因のように思います。


なんとかしたいなぁ・・・





<キーワード>
自給 栄養改善運動 粗食



<関連文献>
『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』(藤原書店) 『長寿村・短命化の教訓―医と食からみた棡原の60年』
(樹心社) 『日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める』(サンロード出版)








役に立ちましたらお願いします。


関連記事

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://newtrition.blog49.fc2.com/tb.php/47-f860d0e7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。