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『太ったインディアンの警告』

No.101
著者 エリコ・ロウ


2012年11月上旬に読みました。
著者は在米ジャーナリストです。この本はインディアン達が歩んだ悲劇を示してくれています。そして、それは対岸の火事ではなく、日本にも起こりうる(起こり始めている)ものですよ!というのが主旨だと思います。日本で生活しているだけではわからないけれど、そろそろ気づかなければならない大切なことを教えてくれている本だと思いました。



<感想等>

第一章にはインディアンらの食生活の変化した結果どうなったのかということが記されています。この部分は『食生活と身体の退化』と通じる部分がありました。

大切なエッセンスが書かれている部分を抜粋します。
P45~ “伝統食で暮らしていた頃は、…自然環境の特性に見合った…栄養摂取のパターンを守っていた人々も、欧米の現代食を取り入れた…糖尿病にかかりやすくなっていった。”
トウモロコシが主食で炭水化物の摂取量が多く、脂肪の摂取量が少なかった南西部のピマ民族やプエブロ・インディアンと、魚が主体の高蛋白・高脂肪食で炭水化物はほとんど摂取していなかったアラスカの先住民では
食事の栄養成分が大きく異なりますが、いずれもそれでスリムで健康な体を保ってこられたのは事実
です。”


ここから、決して健康を保つための食事は1つだけではないことがわかります。もし、1つとして表現するならば、栄養学的に「○○な食事」などと説明ができるものではなく、「その土地の風土に適した食事」ということになるかと思います。
日本人は上記のどちらのタイプで健康を養ってきたかというと、勿論【前者】です。糖質制限食論者はこの視点が欠けていると私は思います。


そして、もう1つ大切なことは、工業化された食事(この本では「白人食」という呼び方がされてます。)で健康を保つことができている民族はいないということです。

これはもう何度も出てきていますね。
P81に上手い言葉がありました。

「意図せず行われた20世紀最大規模の人体実験」

これはもはやインディアンだけの話ではないと思います。

戦後の短期間でこれほどまでに食生活が変化した日本も、もれなくこれに当てはまると思います。


P141 アメリカ人のジャンクフードがカロリー摂取に占める割合は78年には11%だったのが99年には25%に増大した。

これは平均でしょうから勿論もっと多い人もいるはずです。とすると、毎日1食はジャンクフードという人もいる可能性があります。怖ろしいです・・・。



最後に、このインディアンの悲劇を追随しているのが、「沖縄」です。かつて長寿県として名をあげたましたが、2000年の【26ショック】を経て、現在では男女ともに肥満率No1.となってしまいました。


この事実を考えても、もはやインディアンが辿った悲しき歴史は他人事ではありません。
興味を持った方はこの本を手にとって事実と向き合ってみて下さい。





<キーワード>
ジャンクフード 肥満 砂糖

<関連文献>
『ヘルシーな加工食品はかなりヤバイ』 『スーパーサイズミー』(映画) 『キング・コーン』(映画)









役に立ちましたらお願いします。


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