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『アトピー治療の新しい道』

No.104
著者 江部康二

1996年に書かれた本です。著者は現在アトピー治療よりも糖質制限食で有名ですね。
過去に何度か登場しています。→→


私は園児の頃アトピーがあったのを覚えております。肘の内側などにできていたのだと思います。ただ、小学生頃からは無縁で現在に至ります。このためアトピーに対してあまりアンテナを張ってきませんでした。この本を読みこんなに苦労されている方々がおられたことに驚きました。悩んでいる方には一読をオススメします。



<著者の主張>

1.アトピーよりもリバウンドの方が深刻である。

2.ステロイドは徐々に減らして行く方が良い。

3.アトピーの原因は様々である。




<感想>

内容はリバウンド被害、ステロイド、スキンケア、除去食などとアトピーケアのHowTo本という感じです。

・リバウンド被害は先にも述べた通り惨憺たるものでした。
リバウンドは原疾患の悪化という理解が大切だとわかりました。


・ステロイド剤は免疫を勉強した時にちょっとかじった程度であまり知識がありません。著者のいう強さの分類が書いてあったので載せておきます。

最強:デルモベート、ダイアコート、ジフラール
非常に強い:マイザー、メサデルム、リンデロンDP、テクスメテン、ネリゾナユニバーサル、トプシム、ビスダーム、アドコルチン、パンデル、フルメタ
強い:ボアラ、ザルックス、リンデロンV、ベトネベート、プロパデルム、リドメックスコーワ、フルコート
穏やか:ケナコルト、レダコート、ロコルテン、ロコイド、キンダーベート、アルメタ
弱い:デクタン、ヴェリダムメドロール、プレドニゾロン、コートリル



・スキンケアについては興味深く読ませてもらいました。私はアトピーではなくニキビと共生していますので、スキンケアの大切さは重々感じております。“超酸化水”というものが紹介されておりました。


・除去食ではメンタルの関連がいろいろと示されておりました。『心の治癒力をうまく引きだす』でもありましたが、“べき思考”が治癒の妨げになるのでしたね。
    自分の色眼鏡、物の見方ですべてを見てしまうことを心理学の用語では「エスノセントリズム」という(p130)。
心理用語では無い気がします…が、視野を狭めることはストレスを溜めることに繋がるのは確かでしょう。

     ストレスがたまると一番弱いところに症状を出して知らせようとする。これを標的臓器という(p139)。
呼び名はどうあれ、これを知っておくことは自分の体調管理にとても役立つと思います。一病息災ですね。

P161に興味深い症例が載っておりました。
中学1年生。初診時のRASTはIgEが880IU/ml、個別アレルゲンは全て正常値だったのが、3ヶ月後にはIgEが7100IU/ml、卵白、大豆、小麦、米が+4と強陽性になったといいます。食物アレルギーも状態に左右されることを示していますね。

91年同愛記念病院・小児科の馬場実氏らの報告では、食物アレルギーと診断されて、除去食を指示された小児108例を入院させて、詳細な検討を行った。結果、真に食物アレルギーであった症例は、16例(15%)だった(p169)





アトピーは死に至る病ではないけれど、生活習慣病にも劣らず厄介な現代病だということが良く分かりました。







<キーワード>
ステロイド 除去食 ストレス

<関連文献>
『家庭でできる断食健康法』(創元社) 『人はなぜ治るのか』(日本教文社) 『食と健康を地理からみると』(農文協) 『スポーツの栄養、食事学』(同文書院)









役に立ちましたらお願いします。


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